香港と上海の行き来は、ふつう飛行機か高速鉄道かの二択になります。 日中の時間を残したい、空港の手続きを避けたい、朝に上海市内へ着きたい——そう思うなら、 香港西九龍から上海虹橋までの高速鉄道動臥 G900 は、検討する価値のある選択肢です。
この記事は、実際に乗った複数の旅客の体験をもとに、香港・台湾・マカオから乗る人が押さえておきたいポイントをまとめたものです。
基本情報
| 路線 | 香港西九龍駅 → 上海虹橋駅 |
|---|---|
| 列車番号 | G900(香港から上海方面) |
| 列車の種類 | 復興号スマート動臥 |
| 旅の過ごし方 | 夜に出発し、車内で一泊して、朝に到着 |
| 目安の時刻 | 夜8時ごろ発車 → 翌日朝7時ごろ到着 |
※ 実際のダイヤは、出発前に公式の鉄道情報で確認してください。
なぜ高速鉄道の動臥を選ぶのか
✈️ 飛行機の流れ
- ホテル → 空港(約1時間)
- 搭乗手続き+保安検査(約1.5時間)
- フライト(約2.5時間)
- 荷物を受け取って市街へ(約1時間)
- 半日近くを移動に使う
🚄 動臥の流れ
- 夜、香港で食事を済ませる
- 西九龍駅へ向かう
- 乗車して休み、一眠りする
- 朝、上海に着く
- 日中の時間はそのまま残る
💡 翌日に仕事、用事、観光がある人にとって、動臥は 「移動の時間」を「眠る時間」に変えられる 手段です。
西九龍駅からの出発
一地両検
香港西九龍の高速鉄道駅の特徴は、香港の出国手続きと中国本土の入国手続き の両方を駅の中で済ませられることです。
ふつうの流れは次のとおりです。
- 保安検査
- 香港出国
- 中国本土入国
- 待合エリア
- 改札・乗車
西九龍駅には何分前に着くか
混雑していない時間帯なら、約 40分前 でも手続きが終わった、という声があります。 ただし初めて乗る人は、もう少し余裕を見てください。駅は広く、手順も多く、動線に慣れる必要があるからです。
乗車前の食事
手続きの後 は、食べられるものがごく限られます(カップ麺とクッキー程度)。
強くおすすめします。 出国手続きを終える前に、食事を済ませてください。とくに夜行で乗るときは、なおさらです。
車内の印象
個室の配置
基本は 4人個室 です。上段が2つ、下段が2つあります。
個室を貸し切らない限り、ほかの乗客と一緒に使います。
眠れるかどうか
- ✅ 本当に 横になって眠れる
- ✅ 深夜に空港へ向かわなくてよい
- ✅ 着いたらすぐ予定を始められる
ただし眠りやすさは人によります。こんな声もあります。
- ❌ 同室の人のいびき
- ❌ 通路の音
- ❌ 明かりの問題
- ❌ 空調がやや寒い
耳栓、アイマスク、薄手の上着
設備と備え付け
- ✅ 充電できる場所
- ✅ 寝具(布団、枕)
- ✅ 列車によっては、軽食と洗面セットが配られる(便による)
荷物の置き方
いちばん気になることの一つが、「大きなスーツケースはどこに置くのか」 です。
- ✅ 下段の下には 大きなスーツケース が入ります(29インチでも問題なし)
- ✅ 下段まわりには、大きな荷物を複数置けます
- ✅ 上段の近くにも、いくらか収納スペースがあります
トイレと共用設備
- 🚻 車内にトイレあり(清潔さはまずまず)
- 🧴 車両のつなぎ目に手を洗う設備あり
- 💧 飲料水の設備あり(給湯器)
全体として、復興号スマート動臥の新しい車内は、乗った人から好意的に見られています。
上海虹橋駅への到着
動臥の利点の一つは、朝に上海へ着く ことです。
- ✅ 朝の虹橋駅は比較的静か
- ✅ 地下鉄に乗り換えられる
- ✅ 午前を移動で潰さなくてよい
寝心地を率直に言うと
動臥のいちばんの良さは、ちゃんと横になって休めることだ、という人は少なくありません。ただ 眠りの感じ方は人それぞれ です。
🛏️ 一部の乗客の声:
寝台は硬めで、長く横になっていると、柔らかさが足りないと感じることがある。
「かなり硬くて、寝ていると骨が痛くなる」と言う人もいます。
普段やわらかいマットレスに慣れているなら、薄い敷きパッド や、使い慣れた寝具を持っていくのも手です。
ℹ️ 高速鉄道の動臥が目指しているのは、移動中に一晩休めることです。ホテル並みの寝心地ではありません。
まとめ:乗る価値はあるか
✅ 向いている人
- ✔ 日中の時間を残したい
- ✔ 空港の手続きを避けたい
- ✔ 市街地に着きたい
- ✔ 家族旅行
- ✔ 相部屋でも大丈夫
❌ 向かないかもしれない人
- ✖ とにかく速さが必要(飛行機のほうが確実に速い)
- ✖ 眠りを邪魔されやすい
- ✖ かなりのプライベート空間が必要
- ✖ とても安い航空券が取れている
香港から上海への高速鉄道動臥は、単に「飛行機より遅い」という話ではありません。
別の旅の仕方を提供しています。
夜に出発 → 車内で休む → 朝に到着 → 日中の時間を残す
時間の使い方と便利さを重視する人にとって、G900の動臥は、香港と上海を結ぶ個性のある選択肢 です。