珠江デルタ:都市間バスを選ぶとき

珠江デルタを回るとき、最初に思い浮かぶ移動手段は高速鉄道です。それは自然なことです。中国の高速鉄道は速く、安定していて、快適で、旅行者にとって大きな利点です。

珠江デルタを回るとき、最初に思い浮かぶ移動手段は高速鉄道です。それは自然なことです。中国の高速鉄道は速く、安定していて、快適で、旅行者にとって大きな利点です。

ただ、広東を実際に回ってみると、別の選択肢を選ぶことが思いのほか多いです。近代的な都市間バスです。多くの人が想像する、昔の長距離バスではありません。グレーターベイエリアの都市を、乗り場が分かりやすく、車内が快適で、値段も抑えられた新しい路線で結んでいます。

短い地域移動なら、高速鉄道よりこちらの方が合うことがあります。

高速鉄道よりバスを選ぶとき

利点は値段だけではありません。便利さです。

広東の都市間バスの多くは、人が実際に街を動く形に合わせて作られています。大きなバスターミナルまで行かず、次のような場所の近くに乗り場があります。

  • 地下鉄の出口
  • 市内のバス停
  • 商業エリア
  • 人が集まる街区

これで、移動の中身が変わります。

高速鉄道だと、ふつう次の手順が入ります。

  • 鉄道駅まで移動する
  • 正しい入口を探す
  • 保安検査を通る
  • 荷物をX線に通す
  • 発車を待つ

列車自体はとても速くても、ドアからドアまでの時間はそれより長くなります。

都市間バスは手順が短いです。近くの乗り場まで歩き、切符のQRコードをかざして乗ります。珠江デルタの短い区間では、この手軽さが効きます。

いまの広東の都市間バスは、想像と違います

海外からの旅行者の多くは、中国の長距離バスに古いイメージを持ったままです。

  • 座席がきつい
  • サービスが雑
  • 車内でたばこを吸う人がいる
  • 時刻が当てにならない

そのイメージは、いまの広東の都市間バスの多くには当てはまりません。感覚としては、都市から都市への送迎に近いです。

座席と充電

路線によっては、ゆとりのある座席を選べます。追加でだいたい10元前後払うと、一人分のスペースが広い席に上がれます。飛行機のビジネスクラスの席に近い、と考えると近いです。

普通の座席でも、USB充電があることが一般的です。地図、翻訳、モバイル決済、旅行情報をスマホに頼っている人には、途中で充電できることが小さくても効きます。

禁煙で、荷物も置きやすい

広東の都市間バスの座席

規則のある都市間バスは禁煙です。当たり前に聞こえますが、以前の交通機関の記憶を持ったままの人もいます。いまのバスは、全体として清潔で座りやすいです。

荷物も、ふつうは困りません。ほとんどのバスは、客室の下に収納があります。スーツケース、リュック、買い物袋はそこに入れ、パスポート、スマホ、財布は手元に置きます。旅行のときと同じで、油断は禁物ですが、荷物の置き場自体は大きな心配になりにくいです。

値段の差は、積み重なります

バスを選ぶ大きな理由の一つは、費用です。たとえば広州と深圳のあいだでは、次のような差が出ます。

都市間バス:だいたい29.9〜39.9元

高速鉄道:多くの列車で76元前後

一人なら、差は小さく感じるかもしれません。家族、学生、何度も往復する人、予算を見ている人には、すぐ積み重なります。

バスは高速鉄道より遅いのか

車両が走っている時間だけを比べれば、はい、遅いです。高速鉄道は速さのために作られています。たとえば広州南から深圳北は、列車としてはとても短いです。

ただ、旅行者は駅から駅へ移動しているわけではありません。ホテルから出発点へ、目的地へ、またホテルへ、です。ここで計算が変わります。

高速鉄道には、次が入りがちです。

  • 街の反対側の駅まで行く
  • 早めに着く
  • 保安検査
  • 着いてからもう一度乗り換える

バスは、今いる場所の近くから出て、行きたい場所の近くで降りられることがあります。路線によっては、ドアからドアの時間差は、想像より小さいです。

珠江デルタでは、これが効く

グレーターベイエリアは、都市が近いのが特徴です。

  • 広州
  • 深圳
  • 東莞
  • 仏山
  • 珠海
  • 中山

移動の多くは、長距離旅行ではありません。地域のあいだの往復です。短い区間では、速さだけでは足りません。乗り場、合計の時間、手軽さ、値段も見ます。その条件なら、バスの方が実用的なことがあります。

海外から来る人がバスを使うには

いちばんの壁は、バスそのものではなく、見つけて予約することです。都市間バスの切符の多くは、WeChatのミニプログラムで売っています。

現地の人の手順は単純です。

  • 路線を探す
  • 出発時刻を選ぶ
  • 支払う
  • QRの切符を受け取る
  • 乗車時にQRを見せる

海外から来ると、ここで止まりやすいです。

  • 正しいミニプログラムが見つからない
  • 画面が中国語
  • 乗り場の確認が不安
  • 現地の交通用語が分からない

乗車そのものは簡単です。乗り場には、QRを読み取る係の人がいることが多いです。中国語が話せなくても、切符のQRを見せれば足ります。会話なしで読み取れます。

乗り場の見つけ方

深圳と広州のあいだの、地下鉄駅近くの都市間バス乗り場

よくある不安は、「どこで乗ればいいか分からない」です。予約のミニプログラムには、ふつう詳しい案内があります。

  • 正確な乗り場
  • 地図
  • 近くの目印
  • 出発時刻

乗り場は表示されていて、見分けやすいことが多いです。地下鉄の出口、バス停、買い物エリアの近くにあることがよくあります。昔ながらのバスターミナルまで行く必要は、必ずしもありません。

バスを選んだ方がよいとき

とくに向いているのは、珠江デルタの近い都市のあいだです。

  • 広州 ↔ 深圳
  • 広州 ↔ 仏山
  • 広州 ↔ 恵州
  • 深圳 ↔ 東莞
  • 深圳 ↔ 珠海
  • 深圳 ↔ 恵州
  • 仏山 ↔ 東莞
  • 東莞 ↔ 珠海

目的地が鉄道駅から遠いとき。高速鉄道の駅は、行きたい場所の近くにあるとは限りません。

費用を抑えたいとき。予算を見ているなら、差額は意味があります。

それでも高速鉄道の方がよいとき

都市間バスが高速鉄道に取って代わるわけではありません。次のときは、高速鉄道のままがよいです。

  • 距離が長い
  • 別の列車に乗り継ぐ
  • 着く時刻を読みたい
  • 鉄道の安定さを優先する

バスの方が上、という話ではありません。手段ごとに、解ける問題が違います。

現地の移動を一緒に見る

中国の移動手段は、ネットで最初に目にするものより多いです。高速鉄道がいちばん分かりやすい入口です。ただ、都市間バスを含む現地の選択肢の方が、安くて楽なことがあります。

珠江デルタのバス路線を見たいけれど、予約、乗り場、選択肢の整理が必要なら、China Rail Plannerに連絡してください。中国での移動の仕組みを、一緒に整理します。

まとめ

高速鉄道は、いまも中国旅行の大きな利点です。ただ、それだけが答えではありません。珠江デルタでは、都市間バスが静かに、実用的な選択肢になっています。値段が抑えられて、座りやすく、柔軟で、使ってみると意外と簡単です。

大事なのは、ある手段を押すことではありません。自分の旅に合うものを選ぶことです。